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mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記です。

7月19日

 17日18時からの「安保法案ゼッタイ廃案! 衆議院採決を許さない! 7・17緊急県民集会」に参加した。小雨まじりで傘を広げたり閉じたりの集会・デモ行進だった。

 男女大学生2人の壇上スピーチにはいつもの集会と違った感じをもつことができ、(この人たちと今一緒なんだ!)と思うと、雨にもマケズ 元気がわいてきた。

 参議院の結果はどうあろうと、法案を成立させると政府は思っているようだが、私たち「民」の闘いはむしろこれからだと思いたい。

 小選挙区制度によって、投票率20%の自民党が半数を大きく超える議席を得て、誰のどんな声にも耳を傾けることのないふるまいにしてしまった。

 このような状態をうむ現在の選挙制度については後日ぜひ議論すべきと思うが、当面、こんな結果を生んでしまったことについてのわれわれの責任は大きいと自覚し、廃案にするまで行動をつづけなければならないと私は思い込んでいる。 

 今年も、「レイテ戦記」を読むことにしている夏休みになった。大岡昇平は「証言その時々」でレイテ戦記にふれて次のようなことを書いている。 

 レイテ島の戦闘の記録を書き終えた時、私の感じたのは、結局一番ひどい目に会ったのは、ヒィリピン人ではないかということであった。レイテ島はフィリピン群島の中部に位置する90万ぐらい(当時)の農業島で、ここを日米両軍が決戦場に選ぶまでは、あまり注目されなかった。日米両軍の戦略的要請から、急に歴史的な島になったのである。タクロバン付近の米軍は一時27万に達した。米軍は住民を日本軍から「解放」してくれたが、多くの町は作戦の必要から破壊された。復興ははかどらず、駐留の米兵が使うドルとPXから流れ出る闇物資によって、農業島の経済と島民のモラルは破壊された。これはフィリピン諸島全部についても言えることである。

  「日本の安全を守る」ということは必要、という人がいる。でも、大岡のこの文から想像力をふくらましてほしい。自国の安全や同盟国(?)の安全を考えるだけでは戦争は済まないのだと大岡は語っているのではないか。自国や同盟国の安全のために被害を受ける他国の人々がたくさんいるということだ。つまり、「自国の安全のために」は決して“自国の安全”で済むものではないことを考えれば、自国や同盟国(?)の安全という名目だけで戦争法案の是非を考えてはならず、どんな理由があろうと肯定できるはずはない。

 「死の商人」たちは論外として、たくさんの国の多くの人々は、「9条をもち、決して他国と戦争をしない」という憲法をもっている日本と同じになりたいと願っていると私は思っている。

 それをいつまでも誇りつづけたいし、それが世界への何にも替えがたい貢献ではないか。( 春 )