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mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記です。

9月30日

2014年9月30日

 前日の被災地フィールドワークを入れて3日間の日本臨床教育学会研究大会が終ってホッとしている。昨日はセンターを閉めて家でゴロゴロしていた。

 第4回研究大会の会場を仙台でセンターと一緒にもてないかと話を受けたのは1年半前。

 事務局会で議論し、運営委員会で話し合ってもらい受けることにした。私は、この学会のこれまでの内容を調べて、お世話をすることよりも、地元で会をもってもらうことで自分たちの得る所は大きいだろうし、センターが子どもに関わる他領域の方々の刺激を受け得る絶好の機会と思ったのだ。

このとき私はセンターを3月で退くことに決めていたので、提案する私に内心うしろめたさはあったが、辞めても、研究大会に関する仕事は責任をもって負うつもりでいた。

仙台開催を受けることに決めてからは、事務局の仲間には何から何まで支えてもらった。運営委員の方々にもだ。こんな歳になっても見捨てず支えてもらえるとは、なんとうれしいことか。

いま、教育相談センターに顔を出してきた。相談員全員に参加してもらえたのだ。

「とてもいい会だった」と繰り返し言われた。参加者のみなさんはどうだったかはわからないが、「2日間ともよかった」という言葉には主催者ではないが関わった者としてはこれほどうれしいことはない。

私自身は、うろうろしていて分科会にはまったく入ることができず、2つのシンポジュームだけの参加になった。なかでも、2つめのシンポのパネリストのひとりSさんの話を聞き、それだけで私にとっての研究大会は十分満足だった。この会をもたなければ、Sさんという教師を知らずに私の生涯は終わりになったはずだから。

Sさんの話した「人格をもつ学校に」とか「学校づくりは、本質において内への深まりと共に外への広がりをもつもの」など、ご自分の具体的体験を基に話されたことばの数々は極めて新鮮であり、体の中でいつまでも響きつづけていた。

あとで、田中孝彦さんが私のためにSさんと話し合う時間をつくってくれた。この時間は私にとっては予想もしない至福の時間になった。田中さんが私にやってくれた大きなプレゼントだと思った。

この研究大会でただひとつ残念だったのは、県内の現場からの参加者が多くなかったことである。私だけが大きな得をしてもこれからにほとんど役にたたないだろうから。

「人に出会う」ことの大事さについてはSさん自身も強調されていたが、それこそ「人格をもつ学校」をつくる一員としてもっと大事に自分のなかに位置づけてほしいと切に思ったのである。