mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

2月17日

 15日のTBS「報道特集」後半、「リンタロウ君」が取り上げられ、オリンピック騒ぎのなか、番組終了まで釘づけにされた。   リンタロウ君は俳句の“天才”。「いじめ」で学校を休むようになる。そんなリンタロウ君を自然が招く。「センス・オブ・ワンダー」のレイチェル・カーソンを思い出させるおばあちゃんと一緒に自然に身を置くときのリンタロウ君の顔がいい。自然のすべてがリンタロウ君を歓迎する、動く生きものも、動かない生きものも。そんなとき、リンタロウ君の体からどんどん句が生まれる。   そのリンタロウ君の俳句で授業を創った先生がいた。三重のK先生だ。リンタロウ君の句を教材に勉強している授業が画面に映った。見ていてなんとも言えない気分になる。いい教室だ。“この日本”にK先生がいた。奇跡を感じた。   話はさらに発展する。なんと、K先生のクラスがリンタロウ君を招待することになった。   お母さんと一緒でもドキドキするリンタロウ君。でも、K先生の教室は、リンタロウ君にとっての自然とまったく変わりはなかった。何よりの証拠は、自然に身を置いた時のリンタロウ君の顔のほころびとまったく同じなのだ。学校で、教室で、こんなすばらしい時間は初めてだったのではないか。

この日のことをリンタロウ君は次のような句にした。

  コスモスに かこまれしわれ なみだかな