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mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記です。

1月14日

  12日、今年の「高校生の公開授業」―「宮澤賢治水仙月の四日』を読む」が終わった。この日までの歩みはどうしたわけか受講生集めがこれまでになく困難を極め、ことさら長かった。

  が、授業をお願いした三上満先生のたいへんな授業づくりへの力の入れよう(ずいぶん前から何度も授業の準備物などの連絡等で感じた)によって、受講生に「受けてよかった」と言われて終わることができた。三上さんのご努力は私の知る限り現職の教師のリキの入れようの比ではなかった(「時間があるからできる」などと言うなかれ)。

  センターに到着するとすぐ会場に足を運び、「ぼく、緊張しているんだ」と何回も言いながら、朗読録音の音量の調整・絵本の絵のスライドの位置の確認。終わってセンターにもどった三上さんに、「おひとりでゆっくりできる控室がありますが」と言うと、「できるだけ生徒の顔を見ていたい」と、授業が始まる前に早々と生徒の前に坐る。受講生は公募。どんな高校生と向き合うかも気になったにちがいない。それにしても、三上さんのすべてが「水仙月の四日」の120分の授業にあったのだ。

  授業のフィナーレは、伊勢英子さんの絵と合わせて長岡輝子さんの朗読で授業が終わったときの三上さんの顔はすっかり和らいでいた。

  三上さんに「何か感想はありませんか」と問われると、手が上がる。話が終わると三上さん、「じゃ、そのままつづけて言ってもらうか」。すぐ横の生徒にマイクが渡され、生徒たちは次々としゃべる。結局、受講生全員が感想を話す。みんな自分をちゃんと話す。(高校生ってなかなかやるじゃない!)と驚く。短い時間でも、その間に三上さんと高校生はこんなにも近くなっていたのだ。

  翌日、一緒に参加した先生からのメールのなかに、

  「参加した生徒は、事前に読んだときには理解できなかった表現や

 情景が良く理解できたようで楽しかったと話しておりました。帰りには

 本屋により、宮澤賢治の『銀河鉄道』を買って帰ったようです。絵本の

 読み聞かせを行っている生徒の一人なので、  今後の活動に活かし

 ていけるのではないでしょうか。」

と書いてあった。