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mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記です。

7月25日

 明後日の27日、私の所属している「テロにも戦争にもNOを!の会」主催で上映会をもつ。

 上映作品はドキュメンタリー「放射線を浴びたX年後」。山形映画祭で観てきた仲間の推薦で選定試写会をもった。全員一致で上映決定。

 映画を観ながら自分の想像力の貧しさを情けなく思いつづけた。なぜなら、私は、1954年のアメリカのビキニ水爆実験について、第5福竜丸の被害だけしか記憶になかったのだ。考えてみれば、あの洋上にいたのは第5福竜丸だけでなく多くの漁船(1000隻近いとも聞く)が操業していた。とすれば、福竜丸以外の漁船はどうだったのだろうと思いを馳せるのは当たり前なはずなのに、まったくそうはならず、映画を観ることでその愚かさに気づいたのだから。

 映画は、「元高校教師の山下正寿さんが顧問を務める高校生ゼミナール(1983年設立)、高知県幡多地区の高校生が主体となり『足元から平和と青春を見つめよう』をモットーに、地域の現代史調査活動をしているが、そのなかで地域のビキニ事件の調査も始めた」ことから南海放送の取材まで広がり、ついに映画化されるまでになったものだ。

 映画監督・森達也さんはパンフレットに次のように書いている。

   放射能は見えない。匂いもないし音もない。もしも被爆しても痛みはない。病状もすぐに現れない。だから怖い。気づけない。そして馴れてしまう。今から60年前、第五福竜丸の乗組員たちが被曝した。それは史実。でも史実はひとつではない。見えなくてすぐには症状が現れないからこそ、長い観察が必要になる。この映画はとても重要な視点を僕たちに提供する。まずは観てほしい。そして考えよう。3・11を経過した今だからこそ、僕たちは何を為すべきかを。

私も繰り返す。ぜひ観てほしい!