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mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記です。

4月12日

 11日の「民主教育をすすめる宮城の会ニュース」の記事のトップは、「5校が一つに開校式 新生『若柳小』」(大崎タイムス)。

 前年度で閉校した地区内5校(若柳、大目、有賀、大岡、畑岡)が一つになり、全校578人で船出したという。ちなみに、12年度のそれぞれの学校の児童数は、若柳390、大目32、有賀54、大岡37、畑岡91.

 統廃合は海沿いの震災被災校に限らない。これを義務教育ということからどう考えるべきか、ニュースの一つとして流され、「あ、そう」で済ましていいとは私にはとても思えない。

 小規模校をそのままにしておくことは「ムダな金がかかる」ということがあるのだろう。「競争がないと学力は向上しない」ともっともらしく騒ぐ人が出てきて、子どもの将来を心配する親まですっかり巻き込まれ、しぜんに廃校やむなしになってきているのだろう。

ヒトが育つのは学校だけでないことは誰でも認めるだろうに、現実は、小さいうちから家と学校をバスで運んでいることを「よし」とか「仕方ないこと」としている。仕方ないこととして、子どもたちの人間としての将来は大丈夫だろうか、私は大いに心配なのだ。

 ずいぶん前の話で、もしかすると前にも書いた事があるかもしれないが、K校長が「フランスで『あなたは何人の子どもの学校ですか』と聞かれ、700人と答えたら、『それでよくやれていますね。フランスでの学校規模は、校長が全部の子どもを知ることができる人数内ですよ』と言われ、恥ずかしかった」と言っていたことがあった。

 新生若柳小は578人。もっとも将来減っていくことを見越しているに違いないが。それにしても、児童数の多いことを恥ずかしく思ったのはKさん以外いた(いる)のだろうか。

 取り上げていることと無関係なことだが、70年代に読んだ本に、「フランスでは、新しい学級担任は、少なくとも1学期間、指導要録を見てはならないと決められている」と書いてあり、これも教育についての国の卓見だと思ったことを思い出した。

 この統廃合問題が誰にもわかりやすくなるには、小規模校が学力の向上・学力の質での実績を示してくれるといいのだがと、このごろ強く思うようなっており、私たち研究センターが、それらの仕事を広く知らせていくことができたらどんなにいいだろうとユメを見ている(失礼だな、ユメなんて・・・)。