mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

12月28日

 昨夜、Mさんから「19日のA新聞の『人』欄の94歳の川島さん、読んだか」と言われた。たまたまなのだが読んでいなかった。

 今朝、寝起きに探して見つけた。本当に驚いた。読んでいる耳にテレビから、日本未来の党の分裂の話が聞こえてきた。(なんだ、なんだ)と思いながら読んだ。

 川島さんの話はこうだ。

 テレビの党首討論で「国防軍」「憲法改正」の飛び交う話を聞いているうちに気持ちが高ぶり、戦地体験をいまこそ若い人に伝えなければと、公示日前日、立候補を決意。供託金は葬式代としてためていた300万円をあてた。長女夫妻が支援に駆けつけ、手押し車に腰かけて「川島良吉94歳」「日本国憲法は最高! 第9条を守ろう」と訴えた。結果は2169票で最下位。絶望はしていない。「こんな右傾化の動きは長くは続かない。国民はそんなバカじゃない」と。

 「テレビで知った」「ネットでみた」という人もいて、知らなかったのは実は私だけだったのかもしれない。でも、読んだ私は、年末に、これ以上ないプレゼントをもらい、新しい年への大きな道標を示された思いだ。川島さんに感謝だ。

 そう、川島さんの言うように「国民はそんなバカじゃない」。そう思いつづけないと生きていけない。手をつなげない。

 ひと言付け加えておくと、足元が定まらないようなA新聞に不安いっぱいになっているのだが、川島さんを「人」欄で取り上げ紹介したことに花まるを献上したい。記者に拍手。もちろん、紙面に位置づけた何人もの関係者にも・・。もしかすると、全体のふらつきがなくなってきたということかな・・・。来年に期待しよう。