mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

11月14日

 今週の17日(土)に予定していた「第3回戦後教育実践書を読む会」は、残念ながら、案内人の佐々木さんの急用で延期することになった。参加予定をされていた方にはたいへん申しわけない。ここしばらくいろいろな集まりが毎週のように入っているので、いつに延期するかは決めかねている。

 この、去年から始めた「戦後教育実践書を読む会」は、去年につづいて今年も1950年代に刊行されたものを取り上げているが、参加者からの評判は非常にいい。しかし残念なことに参加者が少なくあまり増えることがない。現場の教師にこれらの本に触れてもらったら・・・と思うのだが、(多忙ゆえに仕方がないんだ)と自分に毎回言い聞かせている。

会で読む本が増えるごとに、日本の教育にとって「50年代とは何だったのだろう!」との驚きがどんどんふくらんでくる。だって、今になっても、いや、今だからこそ学ぶべき教師の在り方が教室の具体的事実で語られているのだ。

それらの多くの本は姿を消しているので、宮城の教師はこの会に参加しないとこれらの実践書を知ることなく終わってしまう。そう考えるとたいへんもったいない話だと企画している者のひとりとして強く思う。

そこで、民教連の事務局に頼みこんで、冬の学習会の講座の時間帯に「研究センターの部屋」をもたせてもらい、2コマ、2冊の本の読み会の場をもつことにした。2冊とも既に取り上げたもので「村の一年生」(土田茂範著)と「新しい地歴教育」(相川日出雄著)だ。

当日の「村の一年生」の方の案内人は教職4年目のKさんに、冬の学習会までに読んでおき率直な感想を言ってほしいという条件で頼んだ。校内の研究会で忙しそうなKさんは快よく受けてくれた。今は、Kさんが(あの本を読んでよかった)と思ってほしいと願っている。そして、当日、センターの部屋に土田・相川という教師を知ろうと顔を出す人が一人でも多く来ることを・・・。