mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

10月26日

 昨夕、札幌のアイヌ文化伝承家・小川基さん志保さん来室。今日からのFデパートでの用事で来仙。空港からまっすぐ会いに来てくれたのだ。1年ぶりだが、刻まれたスケジュールのなかで会いにきてくれるなんて感激。このような気持ちを決して忘れまいと思うし、自分の中で大事に位置づけてまねたいと思う。

 明後日の28日は、「憲法9条を守り生かす宮城のつどい2012」の集会。9条の会呼びかけ人のひとり大江健三郎さんの講演「『本質的なモラル』ということ」。12:30~15:00.国際センター。多くの人の集まりを期待する。

 昨日は、突然の石原新党立ち上げで報道は大騒ぎ。号外もまかれた。本人はそのなかで持説「新憲法制定」をも力説。ある評論家は、「石原慎太郎は0・001にかけた」と言っていたが、政治の混迷に乗じて世界に誇る憲法までまきぞえにされてはたまったものではない。

 この宮城のつどいの第1回は、参加者で国際センターがあふれ、チラシまきをしていた私は外でスピーカーを通して呼びかけ人の話を聞いていた。外の人数も少なくなかったのだ。

 終了まぎわに外に出てきた井上ひさしさんが、短時間であったが私たちに向かって、「一緒にがんばりましょう」と声をかけられた姿は忘れない。

 また、その後の会に小田実さんが来られたことがあった。集会後、市役所前までの行進の先頭に立って歩かれた姿も忘れ難い。その一歩一歩は見ていてずいぶん体にきつそうに見えた。あれが小田さんの行進の最後ではなかったか。それだけにいつまでもその姿が焼き付いて離れず私を励ましてくれている。

 呼びかけ人が欠けていくなかで孤軍奮闘になっている大江さんにみんなでご苦労さんのエールをおくり、先頭に立ちつづけていただくことをおねがいしたい!