mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

日記

5月22日

2015年5月22日 17日、三島孚滋雄の足跡を追いかける仕事は、三島さん最後職場になる宮城での動き(白石と仙台)に入っての白石2度目の聴き取り。大宮から新幹線で来るNさん・Tさんと白石駅で落ち合い、話をお願いしているSさんとMさんのお二人を…

5月14日

2015年5月14日 自分が人間の一員でありながら(人間ってどうしようもない生きものだなあ。どんどん悪くなることはあっても善くなっていくことはないのだなあ)と思うことがよくある。 人間同士のあるべき決めごとというのはそれほどたくさん必要ないので…

5月8日

2015年5月8日 私はこの歳になっても、「競争」とか「戦略」という言葉が耳や目に入ると、あまりよい気持ちになれない。ところが、それらに類する言葉はますます増えてきており、しかも、今を生きていくうえでは何よりも大事なことにしなければならないと…

5月3日

2015年5月3日 「5・3憲法を活かす宮城県民集会」に参加する。国際センター会場。参加者1000人ぐらいとか。 行く前のテレビで、首相訪米にかかわって、「安保のときよりも危機的状況」との発言を聴いたのだが、集会の空気に危機感を感じることはなか…

4月29日

2015年4月28日 時間があったので、22日の新聞に載っていた全国学力調査の国語の問題を眺めてみた。元教師でありながら、これまでこの種の問題を読んでみたことは一度もなかった。読む時間がとれなかったというよりも、もともとのテスト嫌いが見ること…

4月24日

2015年4月24日 新聞の声欄で高校生Y君の「戦艦『三笠』で日露戦争を知る」を読み、(私が70年も前に見た、あの「三笠」が、あのまま、今も横須賀の埠頭に係留されたままなんだ!)と内心驚いた。海軍に召集された父から面会日の連絡を受けて母と横須…

4月20日

2015年4月20日 「残念な教員」という新書を読んだ。読んでいる間も読み終わってからも、この書名のことがずっと気になった。 見返しには「本書でいう『残念な教員』とは、そもそも本業での『教え方を知らない』、その結果、『生徒を成長させられない』教…

4月20日

2015年4月20日 「残念な教員」という新書を読んだ。読んでいる間も読み終わってからも、この書名のことがずっと気になった。 見返しには「本書でいう『残念な教員』とは、そもそも本業での『教え方を知らない』、その結果、『生徒を成長させられない』教…

4月17日

2015年4月17日 サークルの4月例会はそれぞれの15年度の自己紹介から始まった。私はフリーになったことは言えても、自分の新しい在り方が定まらないので、なんとも情けない自己紹介になってしまった。 一周り巡ったあとで、教師2年目の若い人2人に、…

4月13日

2015年4月13日 前回ひいた大岡昇平の本から、もう一度書きたいものが出た。 「証言その時々」は、自分の戦争体験から考えたものを集めたものなので、世の中の動きに合わせての戦争体験者の思いがあふれている短文が刺激的なのだ。 そのひとつ。1949…

4月11日

2015年4月11日 大岡昇平の「証言その時々」を読んでいる。大岡はこの書についてあとがきの冒頭で「戦争について、折に触れて求められるままに書いた文章を集めた」と書いている。 この中に、「文学界」で取り上げた武藤貞一という人(私は知らない)の著…

4月9日

2015年4月9日 日記、これまでになく大きな空白をつくってしまいました。実は、私、センターの仕事を3月末で退かせてもらったのです。 センターのホームページのリュニアールをすすめていたのでしたが、それが4月初日からのスタートにならず私のコーナー…

3月30日

2015年3月30日 昼時間に合わせて、センターの部屋を閉めて2人で東北大学のTさんの研究室を訪ねる。用件は被災地聞き取りのまとめをどのように進めるかについての相談。聞き取ったことをできるだけ生で伝える形でひとまとまりになるようにしたいという…

3月24日

2015年3月24日 テレビのニュースで、原発事故によって故郷を離れて廃校間借り生活をしている福島・大熊小学校の卒業式を伝えていた。日が経つにつれて、向うが見えない生活をしているたくさんの避難者を考えると痛ましさが増していく。 テレビを見ながら…

3月20日

2015年3月20日 昨年の秋の終わりに、この春のためにサヤエンドウのタネをまいた。秋まきの方が収穫期が長持ちするように思ってのことだ。 そのとき同時にプランターにもタネをまいて、2階の窓際にサニーレタスなどと一緒に置いた。サニーレタスはいつも…

3月18日

2015年3月18日 このごろ以前ほど頻繁に本屋に行くことがなくなった。ゆったりする時間がとれなくなったせいもあるが、疲れやすくなり長居ができなくなったせいもある。そんなこともあって、書棚の古い本に手を伸ばすことが多くなっている。 先日の日曜日…

3月11日

2015年3月11日 「あの日」から4年になる。はやい。 1月末に行った石巻・女川の復興は驚くほど進んでいなかった。現地の人々は身を粉にして動いていることは想像できる。それほどの震災だったということでもある。 それだけに、3・11は、各自治体の…

3月6日

2015年3月6日 サークル仲間のSさんが4月から宮城の教員になる。よかった! まちがいなくいい先生になるだろう。 そのSさんが教育委員会から決定後にもらったという「採用まで、教師としてどのような本を読んでおくべきか。さまざまなジャンルから選定し…

3月3日

2015年3月3日 連日報道されている川崎の中学生刺殺事件、しだいに事件の全容が明かされてきているが、見るたび聞くたび胸が痛くなり言葉を失う。少年事件の件数は統計上増えていないということだが、これからを生きる少年たちの問題だけに事件のもつ重み…

2月27日

2015年2月27日 休みを利用して、なんとなくなのだが、書棚から「子供誌」(高田宏著)を取り出してゴロゴロしながら読んだ。雑誌に連載後の1992年12月に単行本として出されたもので、私が手にしてからも15・6年になる。年を重ねているせいか、…

2月23日

2015年2月23日 20日にTさんの卒業授業を観に出かけた。卒業授業参観は数年前のRさん以来だ。サークル一筋に生きてきたTさん、授業後の検討会でも彼らしい淡白な受け答えをしていたが、内心感慨はひとしおだったのではないか。 この日の授業を彼は子…

2月20日

2015年2月20日 雑誌「教育」3月号の「『実践記録』の戦後教育史的意味」(田中武雄)を興味深く読み、考えさせられた。という言い方よりも、今は現場を離れているとは言え、大きな課題を与えられたように思う。 私たちセンターでも、3年間にわたって、「…

2月17日

2015年2月17日 私は、石川達三の「人間の壁」を今でもひょっと手に取る時がある。“読む”のではない。手にすることで、かつて読んだことを思い出して、その後は書架にもどしているという言い方が正しいだろう。 今でも思い出して考え込む個所は、たとえば…

2月9日

2015年2月9日 前回、Kさんの言った「俺達の時代」にふれて私と組合を書いた。それに関して、これも若い時のことだが、どうしても加えておきたいことがある。 日教組が「日宿直廃止運動」をしたことがある、教師の本務でないということで町教委に署名を提…

2月5日

2015年2月5日 Kさんからの今年の賀状に「俺達の時代はいったいなんだったろう、組合活動はひとつのあがきだったのか、それだけなのだろうか。」と書き添えてあり、以来時々、Kさんの言う「俺達の時代」のいろいろを反芻している。ざっくりと言ってしま…

2月1日

2015年2月1日 ネットの調子が悪く、日記もついついいつもに増して延びる。普通に動いていたものが動かなくなると、大きな不便さを感じるだけでなく、精神的にも大いによくない。ネットごときでこうなのだから、この種のものから発する現代人のストレスが…

1月24日

2015年1月24日 22日、センター事務所の引っ越し(5階から4階へ)だった。私の11年間の間に3回目の移動となる(4階から5階、そして4階に)。20代のころ一緒だったS校長が「家は3回めが一番いいな」と自分の町内に新築した家を自慢していた…

1月21日

2015年1月21日 先日、ジャニーズ事務所の社長がラジオでしゃべったという話の紹介を新聞の小さいコラムで目にした。ほとんどメディアに登場しない方らしい。私はまったく知らない方だ。「成長しない子はいない。30年も50年もやっているけど、一人も…

1月18日

2015年1月18日 16日の河北県内版に「県独自学力テスト」の結果が発表され、「正答率 目標下回る」「小5、中2ともに国語は『書くこと』に課題があった」「英語も『書くこと』の正答率が低く、コミュニケーションが問われる『聞くこと』が重視され、『…

1月13日

つぶやき日記 2015年1月13日 11日、正月の挨拶に田舎に行ってきた。 行きは電車・バスと乗り継ぎ、その後いつもはタクシーというところを義姉の車で運んでもらった。こんな調子だから田舎行きは東京よりも時間がかかる。 帰りは、偶然、この日、実家に…