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mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記です。

3月25日 師の目にも涙、に想う

先月9日の朝日「折々のことば」は、「こちらが涙の目で睨みつけている師の目にも、そのとき涙が光っていた。 高橋和巳」だった。 出典は、杉本秀太郎「洛中生息」とあったので、すぐ万葉堂書店に探しに行ったが、見つけることができなかった。 なぜ、このよ…

3月23日 年度末を迎えて

「センターつうしん」86号と別冊16号がともに校了。31日午後の事務局会での発送作業を行い、何とかかんとか新年度早々に読者の手元に届けられる。 つうしんでは、1月に開催した樋口陽一先生による高校生公開授業をとりあげました。参観記のような感想…

お知らせ 第14回日本教育保健学会が仙台で開催!

私たちの研究センターの取り組みに日ごろから関わっていただいている数見先生(東北福祉大)、千葉先生(宮教大)、山岸先生(宮城大)などが準備してこられた第14回日本教育保健学会が、今度の3月25日(土)、26日(日)の2日間、東北福祉大学ステーシ…

3月10日 夢と現実ー震災から6年を前に 

いま、30年前の生活科教科書つくりのことを思い出しながら書いている。初体験であり、相当ハードな仕事だったので、時間が経っても鮮やかに残っていることがたくさんある。 その中でも、際立っているのは、やはり「新設される生活科の教科書をつくりたい」…

ジャン・ユンカーマン監督が仙台で講演!

春さんなどが関わっている「テロにも戦争にもNO!を」の会のみなさんが、次のような講演会を開催します。 戦後60年の節目に、映画『日本国憲法』でその意義を改めて問い、2015年の映画『沖縄 うりずんの雨』では戦後の沖縄の歩みをたどり、平和を求め不屈の…

子どもの仕事、子どもの時間を考えるために

1月のdiaryで春さんが、NHKの冬点描を取り上げました。地域の新聞配達をする中学生の姿と成長、それを暖かく見守り交流する地域の大人たちや親たちの様子です。春さんは、最後に「どこかでこれを自分の地域でもまねてみようなどと言ったらどうなるだろう。 ・…

2月28日 学ぶことと生きること

Aさんが亡くなったと聞き驚くと同時にすぐT君が浮かんだ。私の記憶の中では母親であるAさんと子どものT君はいつも一緒なのだ。 ある時、Aさんから、おおよそ次のような電話をもらった。 「Tは養護学校に行っている。でも、学校では毎日体の機能訓練だ…

お待たせしました。中村桂子さんのブックレット完成。

昨年1月に行った中村桂子さん講演会には、100名を超えるみなさんにおいでいただきました。ぜひ書籍化をという要望もあり、中村さんにもご協力をいただいて、このたび講演をもとにしたブックレットを発行する運びとなりました。 震災から6年を迎えようとして…

今年も「震災のつどい」を開催します

3月11日が近づいてきました。今年も「震災のつどい」を行います。 昨年は、震災後の子どもたちの暮らしや思いに耳を傾け取り組まれた中学校の実践を中心に、震災を通じて見えてきた教育の課題について考え合う機会を持ちました。 今回は、多くの子どもた…

アーサー・ビナードさんが、仙台にやってくる

アーサー・ビナードさんには、2009年に最初の講演会「日本語の海にもぐった私」をお願いして以来、大好きな詩人・菅原克己さんを語った「『ブラザー軒』のある街で、詩人・菅原克己を語る」、さらに震災後には高校生公開授業で「言の葉食堂へようこそ」と題し…

2月14日 金子兜太さんと父と、トラック諸島

私は、今になっても「トラック諸島」という文字を目にするとドキッとする。 12日の朝日新聞の3面「武器という魔性への一閃」のなかに「トラック諸島」を見つけた。それは、こうだ。 人を殺める兵器や武器はおよそ俳句の趣向に合いそうもない。しかしそれ…

えっ! 何て言ったの? 高校生公開授業

先月28日の高校生公開授業が終わって一息ついたところですが、実は授業の最後で思わぬハプニングが・・・。参観していた方なら「あぁ、あれのことかな?」と。 当初、参観は高校生たちのまわりからしていただく予定でいましたが、高校生とリラックスしたなかで…

またしてもアメリカの話題から『国境』を考える (追記)

「メキシコとの国境に壁をつくる」というトランプ大統領の言葉を聞き、ある絵本を思い出し、ページを繰った。それはケストナーの『動物会議』である。ご存じとは思うが、簡単に話のあらすじを振り返る。 人間がけんかばかりしているので、動物たちが会議を開…

2月3日

テレビは、毎日「トランプ」「トランプ」で、頭がおかしくなる。 選挙中は、(選挙なんだから、こんな考えやもの言いの人間が出てきても仕方ないか・・・)と思って眺めていた。もちろん内心は、(まさか、こんな人が選ばれることはあるまいから)という思い…

樋口陽一さんの高校生公開授業 終わる

2年越しの企画となった樋口先生の公開授業が無事終わりほっとしているところです。会場も初めての場所でしたが、たくさんの方々に支えられて漕ぎつきました。 限られた時間での授業のため、一問一答形式にはならず、参加した高校生すべての質問や疑問を残し…

今週末開催です! 高校生公開授業

あっという間に、樋口陽一さんによる高校生公開授業「憲法という人類の知恵」開催まで数日となりました。 高校生公開授業が始まったのは2006年。第1回目は小森陽一さん(東大教授)による宮澤賢治の童話『烏の北斗七星』をテキストにした文学の授業でした。…

1月24日 「冬点描 氷点下の新聞配達」をみて

先日、朝のテレビのニュース番組の中にはさまれた「冬点描」と題する短いスケッチで「中学生の新聞配達」を観た。 中部地方の山あいの60数戸の集落が舞台。ここに住むすべての人は、中学生になると新聞配達(朝刊だけと思うが)をすることになっており、その中…

恐ろしい執着  ~ここまでやるか

年が改まって早もうすぐ2月。早すぎると感じるのはいつものこと。今年こそは、このコーナーで明るい話題・希望の感じられる話をと考えるのですが、今年1回目の日記も、願いとは反するものになってしまうのが残念。 明日1月20日からは、トランプ大統領の…

1月9日 今やるべきこと、できることをする

新年おめでとうございます。今年も時々、つまらない繰り言を書かせていただきますので、おつきあい下さいますようよろしくお願いいたします。 今年は、よく晴れた元日だった。が、いただいた年賀のごあいさつには、空の色とは対極のことばがいくつも見出され…

冬の学習会は、1月8日(日)開催です

まだ心も体も、正月のお休みモードが抜けないという方もいるのではないでしょうか。年が明けて、新たな気持ちで仕事に取り組みたいものです。そんな思いに応えてくれるのが『冬の学習会』です。 12月に算数と国語の授業をみせてもらったHさんやMさんも、そ…

佐藤忠良さんの「緑の風」に会いに

明けましておめでとうございます。 お正月はどう過ごされましたか。家族みんなでゆっくりされましたか、初日の出や初詣に出かけたでしょうか、いやいや1人で静かに迎えたひともいるでしょう。 正月元旦の朝、よっちゃんと二人、初詣ならぬ台原森林公園詣でに…

年の終わりに

中村桂子さんの新春講演会でスタートした2016年。1年がかりになりましたが、講演記録のブックレットもできあがりました。 少しずつ若い先生方が参加するようになってきた3回のこくご講座~物語文の読み。国語以外にも拡げていきたいと考えています。 変わ…

12月26日 『憲法と君たち』を手に、想う

2016年も最終週に入った。年々、嫌なことが増えているような気がして、長生きしていても気が滅入る。「人間なのに」なのか、「人間だから」なのか・・・、私は後者のように思うようになってきている。こんな自分がなんとも寂しい、人を信じて終末になりたい…

憲法学の第一人者・樋口陽一さんが高校生と授業!

受講高校生を大募集! 皆さん参加ください 昨年は、樋口さんとの日程調整がつかず実現できなかった高校生公開授業。2年越しのラブコールに応えていただき、年明け1月28日(土)に、東北大学を会場に「憲法という人類の知恵」と題して授業をしてもらえる…

12月18日 重い言葉「日本に抵抗の文化ない」

このごろテレビを見る時間が長くなった。韓国の大統領問題が何日もつづき、なんだかよくわからないうちにカジノ法案が国会を通過し、つづいて日ロ首脳会談関係に番組はうつる。日ロ会談はだれがどれだけのことを知っているのかわからないが、なんかいいこと…

今年最後の『楽しく読む こくご講座』 報告

3回目となるこくご講座が、12月10日(土)に行われました。最初の45分は、国語の授業づくりで押さえておきたい大切なことのミニ講座をもち、その後、小学3年生の教材「モチモチの木」と、6年生教材「ヒロシマのうた」の授業づくりを行いました。 どちらの教…

手紙を、書くということ

11月28日付けdiaryの最後に、「みなさんのうちにも郵便受けがあるでしょ?」と書いたものの、手紙らしい手紙はひさしくもらっていない。もらっていないというその事実に、今の私の生活と人と人との関係の有様がみえるともいえる。届くものといえば、毎日の新…

話題沸騰の映画 『この世界の片隅に』

先週末あたりから、次号センターつうしんの原稿が送られて集まってきています。「おすすめ映画」欄の執筆をお願いしたKさんからもメールで原稿が届けられました。メールには、800字では書きたいことも十分に書けなくて少し残念という主旨のことが書かれてい…

12月2日 「渋面」の 渋い思い出

私は山本周五郎の作品を好んで読む。描かれる人間がだれもかれも好きなのだ。 先日、行きつけの古本屋でまだ読んでいない全集未収録作品集1冊を買ってきて読んでいる。短編集だ。 その中の1編の中に、「ひどく渋面してるでねが、腹こでも痛めるだら薬でも…

師走に思う

今年のカレンダーも最後の1枚12月になってしまった。先月だけを振り返ってみても豊洲市場問題から始まって、アメリカの大統領選挙、福岡の道路の陥没、韓国の大統領問題、オリンピック会場問題と、テレビのニュースやワイドショーは、週毎にめまぐるしく動…

手紙、そして待つこと

しばらく前に買ったまま積ん読状態になっていた吉野弘さんのエッセイ集『詩の一歩手前で』を手に取る。目次の中にあった「手紙」というタイトルが目に留まった。そうそう何かの本でだったか? 吉野さんは送られてきた手紙を大事に保管されていたということを…

今年最後の 第3回こくご講座

ずいぶんと寒さが厳しくなってきました。みなさん、風邪などひいてませんか。 10月の第2回に引き続き、第3回のこくご講座を行います。 教科書に載っている物語教材をもとに、作品をどう読み、どうしたら子どもたちと楽しい授業をつくれるのか? 話題提供者…

11月20日 武者小路実篤の「人生論」に想う

今になっても「死んだ子の歳を数えている」と思われそうだから口に出すことは押さえているが、何年経っても、「~そして、人が どんなに しぜんに ささえられて いるかを おしえられて、みんなで どう 生きるかを かんがえながら 生きて いく。」を結びの文…

映画『リトル・ボーイ』 愛と勇気の物語のために吠えろ!

以前に「つうしん」の原稿をお願いしていたこともある清眞人さん(元 近畿大学教授)が、教育科学研究会の機関誌『教育』12月号(特集は、「反知性」社会と教育)に、「学生の世界認識と歴史を生きる苦痛と希望」と題した論稿を寄せている。 その冒頭で、少し…

おやじのせなか、おやじの存在

土曜の朝、新聞を読んでた我が家のよっちゃんが「これ、面白いよ」と切り抜きを寄こした。憲法学者の木村草太さんが「おやじのせなか」欄(11月11日付・朝日)に「ドン・ガバチョの歌『大事だ』」と題して、今は亡きお父さんのことを書いている。 木村さんの…

11月5日 子どもとどんな作品で向きあうか

「ぼくには、鼓の音が聞こえない!」 と言ったSさんの言葉と、その場の様子は何年経っても忘れない。 たくさんのことを教えていただいたKさんの卒業授業検討会は学校からそれほど離れていない小さい温泉宿でもたれた。 Kさんが授業で中学1年生に取りあげた作…

熱戦の日本シリーズの裏側に

プロ野球日本シリーズは、野球好きの私にとっては、連日のゲームの展開にテレビに釘付けの状態となった。優勝が決まった翌日の全国紙A新聞に、優勝に導いた監督やチームの育成方針に関する記事が掲載され、勝敗以上に興味深く読んだ。読まれた方も大勢いる…

10月23日

前回、「教師・三島孚滋雄」のまとめに四苦八苦していることを書いた。気は急くのだが資料不足は依然とつづき、未だにほとんど動けないでいる。 頭をかかえているうちに、かつて中村敏弘さんが「教育実践検討サークル」(国土社)の中に、刈田サークルの機関…

フォーラム・子どもの育ちと「食」 を開催します!

食べることは生きることであり、生きる営みとして日々繰り返されることです。 とりわけ子どもたちにとっては、からだの成長を支えるだけでなく、誰と、何を、どのように食べるかも、とても大切ではないでしょうか。 しかし、今日では雇用や働き方の多様化が…

10月12日 教師・三島孚滋雄 を追い求めて

今月初め、田中武雄さんが来仙、資料集めをつづけていた「教師・三島孚滋雄」のまとめについての話し合いをもった。3月まで一緒に歩いた、というより言い出しっぺでありリーダー役の野々垣さんが急に亡くなり、2人の仕事になってしまったのだ。田中さんはと…

実りの秋の こくご講座

10月に入り、朝夕はずいぶん涼しくなってきました。 好評だった「夏休み こくご講座」に引き続いて、秋も講座を開くことにしました。教科書に載っている物語教材をもとに、作品をどう読み、どうしたら子どもたちと楽しい授業をつくれるのか? 話題提供者の話…

河北新報「持論自論」に、春さんの投稿が載る

もっと早く紹介しようと思いながら遅くなってしまいました。(春)さんが河北新報の持論自論に投稿した文章が、9月11日に掲載されました。すでにお読みの方もおられると思いますが、多くの人に読んでほしいと思い、ここに載せることにしました。 タイトルは…

宮川先生から『接続』と「接続」

宮川さんの講演について書いたのと前後して、『接続』第2号が届いた。宮川さんが送ってくれたのだ。『接続』と対面するのは2度目。最初は、確か駅前ジュンク堂(震災前のイービンズに入っていたジュンク堂)の哲学・思想系の棚だったように記憶している。そ…

9月20日

先日、震災の後、戸倉小中学校が1年間過ごした元善王寺小学校に5年ぶりで行った。 人声はまったく聞こえないが校舎は以前のまま変わるところなく、2階正面ベランダに位置する「花と緑と歌声のあふれる学校」のスローガンの緑色もまったく色あせることなく…

映画『さとにきたらええやん』を みにきたらええやん

『さとにきたらええやん』、関西弁独特の言葉の軽みに誘われて映画館に行った。チャリンコにまたがり商店街を右に左にのらりくらり走っていく学ラン姿の中学生ジョウ。その後ろ姿を彼の目線でカメラが追う。ラッパーSHINGO西成の「諸先輩方からのお言葉」が…

「夏休み こくご講座」宮川健郎さん講演に触発されて

「夏休み こくご講座」で、講師の宮川健郎さんは、戦後児童文学の成立から今日までを、一つは「語り手」の発見とその展開という点から、もう一つは、散文的な言葉を用い社会と子どもを描くようになった児童文学が、日本社会の変化と子どもが抱える困難の複雑化…

9月5日

20日前の朝日歌壇、永田和宏選第2首は、 問いにいつも答えがあって◯✕をつけてもらえた少年時代 詠み手は、水谷実穂さんという方。 歌を読んだ。辞めて20年も経つというのに、またまた数え切れない教室の様子が私におそいかかってきた。そして、しばらく私の…

身の引き方を思う

昨日は休日だったため、朝の報道番組をのんびりとくつろぎながら見ていた。A放送局のコメンテーターT氏が、先日、この日記で春さんも書いていたむのたけじの生涯をまとめて話すコーナーが飛び込んできた。 先の戦争中、新聞記者だったむのさんが、自分の報…

夏休み こくご講座(宮川健郎さん講演) 感想など

8月11日、お盆前の山の日に行われた「夏休み こくご講座」。午前中は宮川健郎さんの講演、午後は教科書教材の「サーカスのライオン」、「ごんぎつね」の話し合いを持ちました。参加者は40名以上となり、午後の話し合いも含め充実した一日となりました。 参加い…

8月25日

河北新報22日1面、「南米初の祭典 きょう閉幕」の横見だしの下半分は、「むのたけじさん死去」との縦見出しに「101歳 反戦ジャーナリスト」のサブタイトルがついていた。しかも、下段のコラム「河北春秋」もまたむのさんをとりあげ、「はじめにおわりがある…