mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

教育基本法制定経緯から考える ~ 神谷美恵子・エッセイ集より ~

「神谷美恵子・エッセイ集」を読みかえす。このなかの「文部省日記(1945~46年)」がなかなかおもしろい。日本の戦後教育についてアメリカとどんな話し合いをしながら作っていったかが具体的に書かれているからである。 神谷さんはそのまえがきの中に…

衆議院、解散と選挙に想う

春さんが10月4日付diaryに、国民そっちのけ、党利党略の衆議院解散と選挙のドタバタについて述べているが、政治家ならぬ政治屋の体全体から、俗物特有の脂ぎった体臭とエネルギーが、テレビのあちらからこちら側に溢れ出ている。政治はもううんざりだと言い…

【高校生公開授業】今回は生命誌研究の第一人者・中村桂子さんが授業をします!

受講高校生を大募集! みなさんご参加ください 好評をいただいている高校生公開授業、今年度も開催します!。すでに高校生や学校の先生から「いつ頃やるんですか?」「今年はやらないの?」などの問い合わせをいただいていました。主催する者としてとてもう…

おすすめ映画『三度目の殺人』

現在上映中の是枝監督の新作は、『三度目の殺人』。物語は、殺人の前科がある三隅(役所広司)が、多摩川の河川敷で解雇された工場の社長を殺し、ガソリンをかけて燃やすシーンから始まる。再び殺人を犯した三隅は、ほぼ死刑は確実。しかし、担当するエリー…

衆議院選挙 と 国民のミナサマ

「国民のミナサマ」のガナリ声がテレビに街頭にあふれる時が間もなくやってくる。いや、もう始まっている。宮城の場合、「県民のミナサマ」の声と交錯するのだろう・・・。 「ミナサマ」の中に自分も入っていると思うと、耳にするたびにくすぐったくなるが、…

ジョルジュ・ルオー と 大岡信 ~「純粋について」~

今、宮城県美術館ではルオーの企画展「ルオーのまなざし 表現の情熱」が行われている。先日、そのルオー展に行ってきた。混んでいるのだろうと思ったが、台風が近づいていたからだろうか美術館はとても静かだった。 さしてルオーの絵を知っているわけでも好…

林先生効果か?アクセス数が急増!

◇『林先生が驚く初耳学!』に驚いた このdiaryは、センターの会員を中心に知る人ぞ知るマイナーなものだから、1日のアクセス数は決して多くはない。ところが9月24日の夜10時からのアクセス数が急に増え、それは翌日25日まで続いた。どうしたことだろう?と思…

コロンブスの新大陸発見から学校教育のとらえ直し

昨日(25日)の愛読紙朝刊のコラムに、「アメリカ第2の都市ロサンゼルス市の議会が、コロンブスの米大陸到着(1492年)を祝う10月第2月曜の『コロンブスデー』を『先住民の日』に変更すると決めた」で始まる記事が書かれていた。 ボクがに「1492年コロンブ…

日本人が戦争体験を通じて得たこと

私は、時々、小田実の書いたものを読む。そのわけを聞かれるとうまく説明ができないが、ベ平連運動がわかりやすかったように、書いてあることもわかりやすいことにあるかもしれない。ベ平連の「だれデモ入れる声なき声の会」「来るものは拒まず、去るものは…

授業実践記録『みんなで育つ』のように・・・

宮城には『教育文化』と『カマラード』という冊子があった。『教育文化』は宮城県教職員組合が、『カマラード』は宮城民教連(正式名称は宮城県民間教育研究団体連絡協議会)が、それぞれ発行していた。どちらの冊子も、教育や子育てにかかわる様々なテーマ…

『実りの秋の こくご講座』を行います。ぜひ参加ください。

『夏休みこくご講座』に続いて、秋の『こくご講座』を開催します。 前半は、全体会として「読みの力をつけるために ~文と単語のことを中心に~」と題し、研究センター・前所長の春さんこと、春日辰夫さんから作品の読みを深めるために大切にしたいことを話し…

地域に学びの場を!~ 学び処しおがま(マナシオ) ~

前のdiaryで、春さんは「読み応えのある本(子ども)とどのように向き合っているか」が、私たちに問われていると記していた。 センターをずっと支えてくれている元教師の清水仁さんが、この4月から仲間たちと塩釜で学習支援の取り組みを始めた。読み応えの…

子どもは一冊の本である ~河北新報・持論時論より~

8月のある日、センターに来た春さんから、河北の持論時論に原稿を書いて送ったと聞いていた。どんな内容なのかとか、そういう具体的なことは、その時は何も聞かなかった。その後、掲載されるのはいつだろう? はたして掲載されるのだろうか?と思っていたが…

灘中学校 社会科歴史教科書採択の記事を読んで

8月19日付け朝日新聞に『慰安婦記述の教科書 採択中学へ抗議波紋/「圧力感じた」灘中校長の文 ネット拡散』との見出しで記事が掲載された。記事は、進学校として全国的にも有名な私立灘中学校が、学び舎発行の社会科歴史教科書を採択して以降、学校に県議や…

毎日新聞「宿題さよなら革命」を読んで

Kさんから送られてくる「宮城の会ニュース」に載っていた毎日新聞の「ウラから目線 宿題さよなら革命」をおもしろく読んだ。 執筆者は外国の事例を紹介しながら、最後を「政府は『人づくり革命』なるふしぎ政策を始めるようだけど、『宿題なし』を第1弾とし…

武器なき平和の島 沖縄  ~淮陰生「一月一言」から~

先に、淮陰生の「一月一言」から引いたことがあるが、今日も同書から別の話を紹介する。 この話は「武器なき平和の島沖縄という一事が、晩年のナポレオンを驚倒させたいう話がある。」と始まる。 1817年8月というから、場所は、ナポレオンの最後の地セント…

ブラボー高校生  ~安田菜津紀さんの東北スタディーツアーに参加~

今日は8月11日。3.11東日本大震災の、所謂、月命日である。少し前の7月のことになるが、とてもうれしい話があった。フォトジャーナリストの安田菜津紀さんから知らせが入った。 8月5日から8日までの4日間の日程で行われる3.11の被災地、福島・宮城・…

宮川健郎先生、今年も来仙!

昨年の『夏休み こくご講座』でお話しいただきお世話になった宮川先生が、今年は宮城教育大学の企画で、ふたたび仙台にやってきます。先日、宮川先生とお話した際にお知らせいただきました。 一般公開の企画なので、興味関心のある方は、ぜひご参加ください…

三島孚滋雄を知ってますか ~ 教師として生きるとは ~

5年がかりで、田中武雄さんと2人で、『教育の良心を生きた教師―三島孚滋雄の軌跡』という書名のものをまとめた。三島の書き残したものを集め、少数であったが三島を知る方の話を聞いて、できるだけそれらをそのまま生かす形で三島という教師の生き方を知っ…

人とつながり希望を紡ぐ② ~学びでつながり希望を紡ぐ~

夏休みは、先生たちにとって日頃できないことを始めたり、自分の興味・関心を広げたりするよいチャンスです。研究センターはその一つとして、8月6日(日)に『夏休みこくご講座』を開きますが、先日の被災地支援ツアーでお世話になった宮城県教職員組合も…

人とつながり希望を紡ぐ

23日(日)は、仙台市長選投票日。市長選は自民、公明などが支持する菅原裕典さんと、民進、社民、共産などが支持・支援する郡和子さんの事実上の一騎打ち。国会の与野党対決の構図と同じ状況の中での仙台市長選、今後の国政にも影響する大事な選挙でした。 …

あなたは誰? 名前を見てちょうだい!

今度の『夏休みこくご講座』は「スイミー」と、もう一つ、あまんきみこさんの「名前を見てちょうだい」を扱う。授業づくりの話は当日の「こくご講座」にお任せするとして、「名前」と聞いて思い出したことがある。 『小森陽一、ニホン語に出会う』の中に、名…

中学生いじめ自死、それぞれの思いや声挙げるとき

仙台市の中学生いじめ自死にかかわって、元教師の高橋幸子さんの投稿が河北新報『持論時論』に掲載され、diaryでも紹介しました。 その後も7月3日(月)には、中学校の現職教師である遠藤利美さんの投稿が『持論時論』に掲載されましたし、NHK仙台や仙台放送…

『夏休みこくご講座』に向けて

今週はじめ、8月6日(日)に行う『夏休みこくご講座』の打ち合わせをしました。主には当日の役割分担を含め、夏休みの講座をどんな講座にしたらよいかの話し合いです。 毎回、打ち合わせの中心を担ってくれている千葉建夫さんが、夏の講座で扱う1年生の『ス…

自然の猛威を前に ~九州の豪雨被害から~

ここ毎日、福岡・大分を中心にした九州の広域で、その地の人たちが「過去に例がない」と口をそろえていう豪雨とそれがもたらす川の氾濫・土砂崩れについてのニュースが報じられている。現地の様子は本当にすさまじいものだ。 このようなニュースは、岩手県境…

『2017夏休み こくご講座』案内

少し前のdiaryで、今年も開催することをお知らせしていた『夏休み こくご講座』。内容も決まり、チラシも出来上がりました。 夏休みは、日頃できないことを始めたり、自分の興味・関心を広げたりするよいチャンスです。心とからだのリフレッシュに、夏休み以…

まずは学校での解決を(河北新報『持論時論』)

少し前に春さんの持論時論をdiaryに掲載しましたが、今度は、講演会や学習会などに参加くださっていた高橋幸子さんの投稿(河北・朝刊6月21日付)が取り上げられました。紹介いたします。 仙台のいじめ自殺 まずは学校での解決を 仙台市内で続いた3件の中学…

文科省と道徳と、そして忖度をめぐって

森友学園、加計学園、どちらも総理近辺が絡む大変な問題だが(本人たちは至ってそうは思っていないようだ。そこが恐ろしい)、しかし未だに真相はみえてこない。真相はみえないが、国会周辺で繰り広げられている大人たちのやり取りを見ていると、この社会の…

戦争をなくす最良の方法

第一次大戦後10年ほどたったころのことだが、デンマークの陸軍大将フリッツ・ホルムなる人物が、「戦争絶滅受合法案」という法律案をつくって各国要人たちに配布したという。その案文の全文は以下になる。 戦争行為の開始後又は宣戦布告の効力の生じたる後、…

道徳教育関連資料を、ぜひご活用ください!

研究センターは、2年ほど前から道徳教育についての研究会をひっそり地道に続けてきています。研究会では、太田直道先生から戦前の教育勅語や修身による道徳教育の始まりとその変遷、そして戦後の道徳教育をめぐる議論や経過について丁寧な報告がされてきま…