mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

教科書問題を考える県民のつどい・ご案内

今年度から小学校では、教科化された道徳の授業が導入され取り組まれています。先月、4月23日のNHK『クローズアップ現代+』でも「“道徳”が正式な教科に 密着・先生は? 子どもは?」と題しての番組が放送されました。 番組の中では、4年生の『お母さん…

想田さん新作「港町」、そして明日は講演会に行かなくちゃ!

フォーラム仙台で、想田和弘さんの新作「港町」を観てきました。 白黒の作品なのに色色を感じ、潮の匂いが海わたる風とともにやってくる。それは、映像に立ち現れる昔からの変わらない生業や生活の豊かさのせいだろうか。映像全体を支配する命のめぐりと恵み…

映画監督・想田和弘さん来仙!『世界と向き合うために』

想田監督は、自らのドキュメンタリー映画のことを観察映画と呼んでいます。多くのドキュメンタリー映画は通常ナレーションやテロップ、音楽などを使用して、その作品世界を表現し描きます。しかし想田さんの映画では、それらが一切使われません。それだけで…

季節のたより シロツメクサ(その2)

小さな花の集合が見せてくれた美しさ シロツメクサの花は、宮沢賢治の童話「ポラーノの広場」で幻想的な花となって登場します。 「おや、つめくさのあかりがついたよ。」ファゼーロが叫びました。 なるほど向うの黒い草むらのなかに小さな円いぼんぼりのよう…

季節のたより シロツメクサ(その1)

先祖は海を渡って日本へ シロツメクサの花が、野原一面に咲き出しました。 この季節になると、1、2年生の子どもたちと、学校の近くの土手や空き地に出かけて、花畑にねころんだ感覚を思い出します。 あおむけになって目をとじると日の光をまぶたに明るく、…

前文科省事務次官・前川喜平さん講演会が行われます 

宮城県内の退職した先生たちが中心になって、昨年の森友・加計問題で一気に注目され、「時の人」となった前文科省事務次官の前川喜平さんの講演会を開催します。講演会といえば、この春、名古屋の中学校で行われた前川さんの講演に文科省が介入して、新聞や…

【 映画の紹介】ゴールデン・ウィークは終わったけど

ゴールデン・ウィーク、どう過ごされましたか。私は、映画を2本観ました。1本はスピルバーグ監督の「ペンタゴン・ペーパーズ」、もう1本は韓国映画の「タクシー運転手」。 観終えて気づいたのは、2本とも史実をもとにした作品で、歴史的真実・出来事を世…

ファシズムの初期警告と私たちの国

新年度がスタートして早1ヶ月が過ぎ、5月に入りメーデー、憲法記念日と大きな集会がいつものように、しかし少しずつ参加者の中に会ったことのない顔が見られる。うれしい変化といえる。ゆっくりではあるが世代交代が進んでいると思える瞬間でもある。 この…

憲法記念日を前に平和について ~『持論時論』から ~

先月4月20日(金)の河北新報「持論時論」に、春さんの投稿が掲載されました。すでに読まれている方もあると思いますが紹介します。 憲法9条改正 不戦の誓い 主体性大切 自民党の憲法改正推進本部が3月22日、憲法9条について、戦争放棄の1項、戦力…

台原森林公園へ、忠良さん舟越さんに会いに行く

ちょうど去年の今ごろ、台原森林公園のところにある佐藤忠良さんの「緑の風」をdiaryに載せました。そのことを思い出して、今年の「緑の風」をと思い、会いに行ってきました。 写真は、4月14日に撮ったものです。昨年の写真は16日のもの。変わりばえしないじ…

議論はいろいろあるけれど、PTAすごいじゃん!

ゴチャゴチャの書棚をかき回していたら、B6版51ページの手作りの冊子が出てきた。表紙には、「なぜ少年たちは事件をおこしたか」の表題で、「女子高生監禁殺人事件から」の副題。主催「五校PTA講演会」として<山田中・人来田中・人來田小・太白小・上野…

教育講演会のご案内~ 学習権と教育の課題 ~

民主教育をすすめる宮城の会主催で、当研究センターの運営委員もしていただいている宮城大学の山岸利次さんが講演を行います。ぜひご参加ください。 詳細は以下のとおりです。 ////////////////////////// ////////////////////////// /////////////////////…

季節のたより カタクリ(その2)

花ひらくまでの試練 カタクリの芽生えのときの、あのきゃしゃな芽は、どうやって雑木林の地面を突きぬけて出てくるのでしょう。その生命力の不思議さに驚くばかりです。 カタクリが芽生えて花が咲くまでも、多くの試練が待ち構えています。風雨にさらされる…

季節のたより カタクリ(その1)

花ひらくまで 7~8年 仙台市の青葉山のカタクリの花はそろそろ終わりのようですが、県内の高山ではこれから咲き出すところもあるので山歩きが楽しみです。 里山の雪解けを待ちかねたように芽を出し、急いで花を咲かせ実をむすび、わずか2ヶ月あまりで地上…

吉野弘さんの『争う』から、妄想する

吉野弘さんの詩に「争う」という題で、「静」と「浄」という2つの漢字について語ったものがある。それぞれの漢字の中に「争」が隠れていることに着想を得て、その漢字の持つイメージを鮮やかに一気に押し広げてくれる。「静」については、こんな具合だ。 静…

廃道女子ならぬ元祖・廃道男子? 奥の細道を行く

テレビのチャンネルを回していたら、倒木が横たわり大きな石が座っている荒れ果てた山道を若い女の人が歩いていた。ナレーターは話の中で「ハイドウジョシ」という聞いたことのない言葉を使っていた。どうやら「廃道女子」ということらしい。廃道になった道…

映画『歩いても 歩いても』に寄せて、親子を想う

3月に行われた第41回日本アカデミー賞では、是枝裕和監督の「三度目の殺人」が6部門で最優秀賞に輝きました。今や日本を代表する映画監督の一人です。その是枝さんに来ていただいたのは2008年、今思うととても贅沢なことだったなと思います。映画「誰も…

季節のたより オオイヌノフグリ(その2)

寒さの季節を選んで生きる 早春にこぼれるように咲く「オオイヌノフグリ」は、秋に種が芽を出し、冬に向かって生長します。なぜわざわざ寒くなる季節を選んでいるのでしょうか。 寒い季節になると、背丈の大きい植物は枯れてしまうので、それが、「オオイヌ…

季節のたより オオイヌノフグリ(その1)

きれいな花が「ふぐり」なわけは? 寒さが和らぎ、あたたかな陽ざしが地面をてらすようになりました。野原を歩くと瑠璃色の花がこぼれるように咲いています。 犬のふぐり星のまたたく如くなり 高浜虚子 この句は「オオイヌノフグリ」の花を詠んだものでしょ…

春の教育講座・案内 ~ 新年度を素敵な出会いと学びに ~

進級・進学の新年度は、子どもたちも先生も期待や不安を胸にドキドキですよね。 日ごろから協力いただいている教職員組合の「春の教育講座」を紹介します。新年度のスタートを楽しく・素敵な出会いの一歩にするために、各地でさまざまな春の教育講座が開催さ…

マナシオ! ~新年度に向け生徒さん・ボランティアを募集

昨年9月のdiaryで、元教師のみなさんが中心になって、学び処しおがま(通称:マナシオ)という居場所をつくって、学習支援に取り組んでいることを紹介しました。学習(勉強)だけでなく、季節などに合わせていろんな文化的活動も取り入れています。 現在は…

吉野弘さん「夕焼け」から、自然と人間的なるものを妄想する

いま、3月末発行予定の(と言いつつ、4月初めにずれ込みそうなのですが・・・)「センターつうしん」90号づくりが佳境に入っている。内容は太田先生によるいじめについての論考や、昨年12月の中村桂子さんによる「高校生公開授業」の報告と感想などだ。 ところ…

「安倍一強」政治、招いた責任は私たちにも

政治の世界では、私たちには通常考えられないようなことが次々と起こっている。日本は「先進国」(何を基準にして言っているのかはわからないが)と言われる国なのだろうと言っている(言われている?)が、とてもとても・・・、恥ずかしい限りだ。 もともと…

カムバック!野田委員 ~第7回いじめ問題再調査委員会より~

3月14日、第7回いじめ問題再調査委員会(再調査委)が行われました。ご存じのように前回会議は激しい発言の応酬がなされ、委員会そのものが空中分解かとの様相でした。そのためどうなるだろうかと大変心配しました。結論から言えば、新たな再出発をまずは果…

彼岸の日に思う ~ 内田樹の著書から ~

3.11東日本大震災から七年が過ぎ、そして今日はお彼岸。それに加えこの間のいじめ・自死問題を考えながら、次のような文章を思い出している。書名は忘れたが内田樹の著書だった、手元に残っているメモとコピーを元に思い起こす。 <人間と他の霊長類を分ける…

徳水さんが震災後に取り組んだ教育実践が、       『震災と向き合う子どもたち』として出版されました!

昨日のdiaryで、3月31日に行われる新・雄勝ローズファクトリーガーデンの「お披露目&花植え会」案内をしました。今回の書籍出版の件も載せようかと思っていたところ、なんとなんと昨日の河北新報に大きく紹介されていたんですね。今朝、出勤してきた所長の…

新・雄勝ローズファクトリーガーデン お披露目&花植え会 案内

震災で亡くなった方々の供養と故郷を失った住民の交流を目的に「花と緑の力で」を合言葉に、徳水利枝さん・博志さん夫妻を中心に、被災住民と全国のボランティアの手で取り組まれてきた「雄勝ローズファクトリガーデン」づくり。私も昨年7月にガーデンづくり…

いじめ問題再調査委員会の再開に向けて

いじめ問題再調査委員会(以下 再調査委)は、どうなっていくのだろう? どうしてこうなってしまったのだろう? などと思っていたら、今朝の 河北新報(3月8日付)が、3月14日(水)に第7回会議を開催する方向で準備していることを報じました。そこで、これ…

短歌や俳句の自由な表現を ~土岐善麿の短歌から~

最近読んだ本のなかに土岐善麿の次のような短歌があった。 あなたは勝つものとおもってゐましたかと老いたる妻のさびしげにいふ これは、鶴見俊輔と大岡信との対談の中で、鶴見がとりあげていたもの。この短歌について鶴見は、 これは、土岐善麿の20歳くらい…

東日本大震災から7年 いのち・子どもと教育を考えるつどい

震災から7年が経とうとしています。毎年3月11日の前後で「震災のつどい」を行ってきています。 つどい準備の打ち合わせで、多くの被災地域の先生方が《低学年の子どもたちに今までとは異なる気になる様子や態度が見られたり感じられたりする》と話されるこ…