mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

武器なき平和の島 沖縄  ~淮陰生「一月一言」から~

先に、淮陰生の「一月一言」から引いたことがあるが、今日も同書から別の話を紹介する。 この話は「武器なき平和の島沖縄という一事が、晩年のナポレオンを驚倒させたいう話がある。」と始まる。 1817年8月というから、場所は、ナポレオンの最後の地セント…

ブラボー高校生  ~安田菜津紀さんの東北スタディーツアーに参加~

今日は8月11日。3.11東日本大震災の、所謂、月命日である。少し前の7月のことになるが、とてもうれしい話があった。フォトジャーナリストの安田菜津紀さんから知らせが入った。 8月5日から8日までの4日間の日程で行われる3.11の被災地、福島・宮城・…

宮川健郎先生、今年も来仙!

昨年の『夏休み こくご講座』でお話しいただきお世話になった宮川先生が、今年は宮城教育大学の企画で、ふたたび仙台にやってきます。先日、宮川先生とお話した際にお知らせいただきました。 一般公開の企画なので、興味関心のある方は、ぜひご参加ください…

三島孚滋雄を知ってますか ~ 教師として生きるとは ~

5年がかりで、田中武雄さんと2人で、『教育の良心を生きた教師―三島孚滋雄の軌跡』という書名のものをまとめた。三島の書き残したものを集め、少数であったが三島を知る方の話を聞いて、できるだけそれらをそのまま生かす形で三島という教師の生き方を知っ…

人とつながり希望を紡ぐ② ~学びでつながり希望を紡ぐ~

夏休みは、先生たちにとって日頃できないことを始めたり、自分の興味・関心を広げたりするよいチャンスです。研究センターはその一つとして、8月6日(日)に『夏休みこくご講座』を開きますが、先日の被災地支援ツアーでお世話になった宮城県教職員組合も…

人とつながり希望を紡ぐ

23日(日)は、仙台市長選投票日。市長選は自民、公明などが支持する菅原裕典さんと、民進、社民、共産などが支持・支援する郡和子さんの事実上の一騎打ち。国会の与野党対決の構図と同じ状況の中での仙台市長選、今後の国政にも影響する大事な選挙でした。 …

あなたは誰? 名前を見てちょうだい!

今度の『夏休みこくご講座』は「スイミー」と、もう一つ、あまんきみこさんの「名前を見てちょうだい」を扱う。授業づくりの話は当日の「こくご講座」にお任せするとして、「名前」と聞いて思い出したことがある。 『小森陽一、ニホン語に出会う』の中に、名…

中学生いじめ自死、それぞれの思いや声挙げるとき

仙台市の中学生いじめ自死にかかわって、元教師の高橋幸子さんの投稿が河北新報『持論時論』に掲載され、diaryでも紹介しました。 その後も7月3日(月)には、中学校の現職教師である遠藤利美さんの投稿が『持論時論』に掲載されましたし、NHK仙台や仙台放送…

『夏休みこくご講座』に向けて

今週はじめ、8月6日(日)に行う『夏休みこくご講座』の打ち合わせをしました。主には当日の役割分担を含め、夏休みの講座をどんな講座にしたらよいかの話し合いです。 毎回、打ち合わせの中心を担ってくれている千葉建夫さんが、夏の講座で扱う1年生の『ス…

自然の猛威を前に ~九州の豪雨被害から~

ここ毎日、福岡・大分を中心にした九州の広域で、その地の人たちが「過去に例がない」と口をそろえていう豪雨とそれがもたらす川の氾濫・土砂崩れについてのニュースが報じられている。現地の様子は本当にすさまじいものだ。 このようなニュースは、岩手県境…

『2017夏休み こくご講座』案内

少し前のdiaryで、今年も開催することをお知らせしていた『夏休み こくご講座』。内容も決まり、チラシも出来上がりました。 夏休みは、日頃できないことを始めたり、自分の興味・関心を広げたりするよいチャンスです。心とからだのリフレッシュに、夏休み以…

まずは学校での解決を(河北新報『持論時論』)

少し前に春さんの持論時論をdiaryに掲載しましたが、今度は、講演会や学習会などに参加くださっていた高橋幸子さんの投稿(河北・朝刊6月21日付)が取り上げられました。紹介いたします。 仙台のいじめ自殺 まずは学校での解決を 仙台市内で続いた3件の中学…

文科省と道徳と、そして忖度をめぐって

森友学園、加計学園、どちらも総理近辺が絡む大変な問題だが(本人たちは至ってそうは思っていないようだ。そこが恐ろしい)、しかし未だに真相はみえてこない。真相はみえないが、国会周辺で繰り広げられている大人たちのやり取りを見ていると、この社会の…

戦争をなくす最良の方法

第一次大戦後10年ほどたったころのことだが、デンマークの陸軍大将フリッツ・ホルムなる人物が、「戦争絶滅受合法案」という法律案をつくって各国要人たちに配布したという。その案文の全文は以下になる。 戦争行為の開始後又は宣戦布告の効力の生じたる後、…

道徳教育関連資料を、ぜひご活用ください!

研究センターは、2年ほど前から道徳教育についての研究会をひっそり地道に続けてきています。研究会では、太田直道先生から戦前の教育勅語や修身による道徳教育の始まりとその変遷、そして戦後の道徳教育をめぐる議論や経過について丁寧な報告がされてきま…

道徳の教科書って? 教科書展示会に行ってみよう!

テレビやラジオで話題になったりしているので皆さんご存知かもしれませんが、来年度から小学校で道徳の授業が、教科として行われることになります。 教科としておこなわれるということは、教科書を使って、もちろん成績評価も行われることになるんですよね。…

春さんの投稿、またまた「持論時論」(河北新報)に載る

昨年は、「真の子どもの幸せ 尊重する心も育成必要」とのタイトルで、春さんの投稿が「持論時論」に掲載されました。今回は、6月2日付けで「学習指導要領改定 教師は創意工夫重ねて」と題し掲載されました。 春さんはシャイなので、6月2日以降も何度か顔を合…

大丈夫? 教育委員会

5月の中旬、仙台市教育委員会が主催する「確かな学力育成プラン」検討委員会を傍聴しました。この検討委員会は、仙台市が策定した「第2期仙台市教育振興基本計画」や、3月に告示された新学習指導要領などにあわせて、今後5年間の学力育成の方向性を示すプラ…

教師の非正規、これでいいの?(今日の朝日新聞から)

今日の朝日新聞朝刊に、日教組による「非正規教職員」についてのアンケート調査結果が載っていた。 その一つひとつは私にとっては驚くべきものであった。 アンケート結果ではないが、もっとも驚いたのは次のことである。 非正規で働く地方公務員のうち、教員…

気が早いですが、今年度の高校生公開授業は 中村桂子さんです!

1月の樋口陽一さんによる高校生公開授業を終えて、ほっとしているのもつかの間、今年度は誰にお願いするか? 事務局会での話し合いを経て、昨年1月に講演をいただいた中村桂子さんにお願いすることに。しかし誰にお願いするか決まっても、実際にその依頼を…

何度も読み直す本、そして読み落としていたところ

仕事に行き詰まったり、これでいいのかと自分を見つめ直すとき、時々書棚から取り出して読み直しをする本が何冊かある。その中に文庫本で村井実著の「もうひとつの教育」(小学館)がある。何年も何年も前、春さんがこの本を使って職場で輪読会をしていると…

広辞苑「いじめ」見出しの登場と、教育の歩み

「いじめ」という文字が新聞の見出しに頻繁に登場する。 それが、中学生を自死にまで追い込むとすれば、他人事ですますことではないから新聞などに見られるのは当然のことであり、その根絶への取り組みは急務である。 「いじめ」という言葉を耳にするように…

学習会の案内 パートⅡ                (ゼミナールsirube 特別企画『能の世界への案内』)

ゼミナールsirubeでは、古代ギリシャから現代までの教育哲学・思想の歩みについて読書会を行っています。もうかれこれ何年になるでしょうか・・・。この読書会でご指導くださっている太田直道先生(宮城教育大学名誉教授)、実は哲学研究者の顔のほかに能楽師と…

学習会の案内 パートⅠ(道徳の教科化について)

昨日、帰りの車のなかでラジオに耳をかたむけると、来年度から小学校で本格実施となる「特別の教科 道徳」についてのやり取りが聞こえてきました。ラジオでは、道徳の教科化で、教科書が使われ一定の道徳的な枠組み(価値)が教えられることや、子どもたちの…

爽やかな、そして希望がみえた安田菜津紀講演

21日の安田菜津紀さんの講演会は、センター主催の行事では、あまり見かけることのない人たちの顔が会場のあちらこちらにみられた。前日まで連日のように問い合わせの電話がなったのも納得だった。新たなセンターとの出会いの場がつくれたことがうれしい。セ…

高校生とか、若い人もいっぱい来るといいな

昨日の夕方、用事を済ませてセンターに戻ってくると、ぷるるる~、ぷるるる~と電話が鳴っています。急いで机の電話に手を伸ばし受話器を取ったのですが、切れてしまいました。ここ数日の状況からすれば、これは安田さん講演会の問い合わせに違いない。すか…

『教育』を読む会報告 です! ぜひ参加ください。 

当研究センターでは、教育科学研究会が発行している月刊誌『教育』をテキストにした読書会を行っています。先日の5月例会には、小・中・高の教師や教育に関心のある保護者や市民、さらには大学の研究者などが集まりました。この会の特色は、教育や子育てに…

葬儀にも影落とす過疎化の現実

叔父が急に亡くなって、田舎通いをした。 私の生地は北上川と北上山地に挟まれ、川上に目をやると岩手県との境が見える。私は車をもたないので、田舎への行き来はたいへんだ。東京に行くよりもたいへんだ。 9日が葬儀だった。葬儀は10時からだが、その前…

安田菜津紀さん講演会、河北新報の記事に!

河北新報が、5月21日(日)の安田菜津紀さん講演会を記事として取り上げてくれました。新聞に掲載されたのは6日(土)。ゴールデンウィークが終わった今週月曜からは早速問い合わせの電話が研究センターに寄せられています。 新聞を取らない家庭もずいぶ…

まさひろくんの「ばいばい」に想う 

GW中にドラマ「ひよっこ」は、舞台を地元・茨城から集団就職でやってきた東京へと移した。昨日のドラマは、みね子が東京で迎える初の休日。父親が寝泊まりしていた飯場を訪ねて寮に戻ると、仲間たちから「おかえりなさい」と迎えられ、みね子は「ただいま」…

人間とは・・・ 科学とは・・・  心に響く対談

こまめに投稿という年度当初の決意はどこへやら。もう月末になってしまった。 さて、先週4月22日に放映されたNHK番組switchインタビュー 達人達(たち)「福島智×柳澤桂子」の対談は心を強く打たれた。全盲でありながら世界で初めて大学教授となった東大…

フォト・ジャーナリストの安田菜津紀さん講演会を開催します!

安田さんは、フォト・ジャーナリストとして、カンボジアを中心に東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で貧困や災害の取材を行い、また東日本大震災震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けています。 また、TBSサンデーモーニングのコメンテーター…

忠良さんの「緑の風」は、いま・・・

年明けのdiaryに、台原森林公園にある佐藤忠良さんの彫像「緑の風」について書いて写真も載せましたが、あっという間にもうすぐ4か月が経とうとしています。早いなあ。台原森林公園の桜も咲いて、ここ数日の強風で散ってしまっただろうか。( キヨ ) 春の台…

平和、友好に必要なのは ?

4月19日の新聞(朝日)に、「内閣府のホームページから災害教訓の報告書を、関東大震災時の「朝鮮人虐殺」記述への批判の声が多く削除した」という記事が載っていた。こういう記事を見たり、話をきいたりするたびに憂鬱になる。なぜもっと仲良く生きていけ…

連続テレビ小説『ひよっこ』と、あいさつと

4月からNHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」が始まった。物語は、茨城県の北西部にある山あいの村・奥茨城村で農業を営む一家を中心に、1964(昭和39)年の東京オリンピックが目前に迫った秋からはじまる。主人公の谷田部みね子(17)は、天真爛漫な高校生。…

教育講演会のご案内

ゴールデンウイーク初日の4月29日(土)、新年度が始まってちょうど1ヶ月、疲れもたまってゆっくり休みたい!、一息つきたいというところだと思いますが、2020年度から導入される改訂学習指導要領について名古屋大学の中嶋哲彦さんを講師に学習講演会が行…

始業式に願う

2週間ぶりに家の前をランドセルを背にした子どもたちが歩いて行く。今日、仙台は小中学校の始業式である。 3月のある日、センターに教え子であるKさんが来室。この4月から仙台市の小学校の教師になることが決定したとの報告だった。彼は学生時代からセン…

4月5日 自分を少しでも広げたい 

どうしたことだろう、(こんなに生きるとは・・もういつお迎えがきてもいい)と思っていたのが、先日、Tさんへの便りに「できればもう2~3年生きて もう少し本を読みたい」と書いてしまった。 書棚には読んでいないものがたくさんあるのだが、そのためで…

3月25日 師の目にも涙、に想う

先月9日の朝日「折々のことば」は、「こちらが涙の目で睨みつけている師の目にも、そのとき涙が光っていた。 高橋和巳」だった。 出典は、杉本秀太郎「洛中生息」とあったので、すぐ万葉堂書店に探しに行ったが、見つけることができなかった。 なぜ、このよ…

3月23日 年度末を迎えて

「センターつうしん」86号と別冊16号がともに校了。31日午後の事務局会での発送作業を行い、何とかかんとか新年度早々に読者の手元に届けられる。 つうしんでは、1月に開催した樋口陽一先生による高校生公開授業をとりあげました。参観記のような感想…

お知らせ 第14回日本教育保健学会が仙台で開催!

私たちの研究センターの取り組みに日ごろから関わっていただいている数見先生(東北福祉大)、千葉先生(宮教大)、山岸先生(宮城大)などが準備してこられた第14回日本教育保健学会が、今度の3月25日(土)、26日(日)の2日間、東北福祉大学ステーシ…

3月10日 夢と現実ー震災から6年を前に 

いま、30年前の生活科教科書つくりのことを思い出しながら書いている。初体験であり、相当ハードな仕事だったので、時間が経っても鮮やかに残っていることがたくさんある。 その中でも、際立っているのは、やはり「新設される生活科の教科書をつくりたい」…

ジャン・ユンカーマン監督が仙台で講演!

春さんなどが関わっている「テロにも戦争にもNO!を」の会のみなさんが、次のような講演会を開催します。 戦後60年の節目に、映画『日本国憲法』でその意義を改めて問い、2015年の映画『沖縄 うりずんの雨』では戦後の沖縄の歩みをたどり、平和を求め不屈の…

子どもの仕事、子どもの時間を考えるために

1月のdiaryで春さんが、NHKの冬点描を取り上げました。地域の新聞配達をする中学生の姿と成長、それを暖かく見守り交流する地域の大人たちや親たちの様子です。春さんは、最後に「どこかでこれを自分の地域でもまねてみようなどと言ったらどうなるだろう。 ・…

2月28日 学ぶことと生きること

Aさんが亡くなったと聞き驚くと同時にすぐT君が浮かんだ。私の記憶の中では母親であるAさんと子どものT君はいつも一緒なのだ。 ある時、Aさんから、おおよそ次のような電話をもらった。 「Tは養護学校に行っている。でも、学校では毎日体の機能訓練だ…

お待たせしました。中村桂子さんのブックレット完成。

昨年1月に行った中村桂子さん講演会には、100名を超えるみなさんにおいでいただきました。ぜひ書籍化をという要望もあり、中村さんにもご協力をいただいて、このたび講演をもとにしたブックレットを発行する運びとなりました。 震災から6年を迎えようとして…

今年も「震災のつどい」を開催します

3月11日が近づいてきました。今年も「震災のつどい」を行います。 昨年は、震災後の子どもたちの暮らしや思いに耳を傾け取り組まれた中学校の実践を中心に、震災を通じて見えてきた教育の課題について考え合う機会を持ちました。 今回は、多くの子どもた…

アーサー・ビナードさんが、仙台にやってくる

アーサー・ビナードさんには、2009年に最初の講演会「日本語の海にもぐった私」をお願いして以来、大好きな詩人・菅原克己さんを語った「『ブラザー軒』のある街で、詩人・菅原克己を語る」、さらに震災後には高校生公開授業で「言の葉食堂へようこそ」と題し…

2月14日 金子兜太さんと父と、トラック諸島

私は、今になっても「トラック諸島」という文字を目にするとドキッとする。 12日の朝日新聞の3面「武器という魔性への一閃」のなかに「トラック諸島」を見つけた。それは、こうだ。 人を殺める兵器や武器はおよそ俳句の趣向に合いそうもない。しかしそれ…

えっ! 何て言ったの? 高校生公開授業

先月28日の高校生公開授業が終わって一息ついたところですが、実は授業の最後で思わぬハプニングが・・・。参観していた方なら「あぁ、あれのことかな?」と。 当初、参観は高校生たちのまわりからしていただく予定でいましたが、高校生とリラックスしたなかで…